わすれんぞう

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LINEの買い物リスト共有がうまくいかない理由と、トークに送るだけで済ませる方法

買い物リストLINE活用

「牛乳買っといて」

家族のグループLINEに、この手の頼みごとを送ったことがある人は多いと思います。既読は付きます。「おっけー」と返事も来ます。それなのに、牛乳が買われないことがよくあります。

原因は相手の記憶力ではありません。トークは流れるからです。夕飯の相談やスタンプが数往復すれば、頼みごとは画面の外に押し出されます。買い物に行った人は店に着いてから「何を頼まれてたっけ」とトークを遡ることになり、遡って見つけても、それをもう誰かが買ったのかまでは分かりません。

この記事では、LINEでの買い物リスト共有がうまくいかない理由を整理したうえで、LINEの中でよくやる工夫(アナウンス・ノート・Keepメモ)の使い方と限界、そして「トークに送るだけ」でリストとして機能させる方法を紹介します。

トークが買い物リストにならない4つの理由

1. メッセージが流れて埋もれる

トークは新しい発言が来るたびに古い発言を押し上げる構造です。頼みごとの3分後に別の話題が始まれば、それだけで買い物の情報は1画面ぶん上に消えます。家族のグループLINEは連絡網であり雑談の場でもあるので、埋もれない日はほとんどありません。

店に着いてからの「遡り」には、思った以上の手間がかかります。何日ぶんのトークをスクロールして、写真やスタンプの間から「買っといて」を探すことになります。急いでいる店先ほど、この作業は雑になります。

2. 「買ったかどうか」がどこにも残らない

トークのメッセージには、完了という概念がありません。牛乳を買ったことを伝えるには「買ったよ」と新しいメッセージを送るしかなく、それもまた流れていきます。

その結果、よく起きるのが二重買いです。頼まれた側とは別の人が「まだ買われていない」と思って買ってしまい、冷蔵庫に牛乳が2本並びます。逆のパターンが「お互い相手が買うと思っていた」で、こちらは夕飯の直前に発覚します。どちらも、残っているものが一目で分かる場所が無いことが原因です。

3. 頼みごとが何通にも分散する

買い物の頼みごとは、一度にまとまって出てきません。「牛乳買っといて」の10分後に「あ、卵も」、夕方に「ティッシュもお願い」。トークではこれが3通のメッセージとして別々の場所に沈むので、店で全部を拾い集めるのは運の要素が入ってきます。

4. 誰が買うのかが決まらない

グループLINEの頼みごとは、特定の誰かに宛てたものになりにくい構造です。全員が読めるということは、全員が「誰かが行くだろう」と思える、ということでもあります。担当が決まらないままの頼みごとは、いちばん気にする人のところに集まっていきます。

LINEの中でよくやる工夫と、その限界

専用のアプリを入れる前に、LINEの標準機能でなんとかする方法が3つあります。どれも実際に使えるので、やり方から書きます。

アナウンス機能でトークの上部に固定する

買い物リストのメッセージを長押しして「アナウンス」を選ぶと、トークの最上部にピン留めできます。埋もれる問題への一番手軽な対処です。

ただし固定できるのは「そのメッセージ」だけです。あとから「卵も」と足したメッセージは固定されず、リストを更新するには元のメッセージを送り直すことになります。買ったかどうかも残りません。1回きりの買い出しには使えますが、毎週の運用には向きません。

ノート機能に書く

グループのノートに買い物リストを書いておく方法です。トークに流されない場所に置けるので、アナウンスより一歩進んでいます。

限界は編集のしにくさです。ノートは同時編集を想定した作りではないので、2人が同じタイミングで開いて書き換えると、あとから保存した側で上書きされます。買ったものを消し込む操作も「ノートを開いて、編集して、該当行を消して、保存」と4手かかります。店先で片手にカゴを持ちながらやる操作ではありません。

Keepメモに書く

自分専用のトーク「Keepメモ」を買い物メモにしている人も多いはずです。送るだけでメモになる手軽さは、この記事で紹介するどの方法よりも高速です。

ただしKeepメモは自分にしか見えません。共有という目的に対しては、そもそも土俵に乗っていない方法です。1人暮らしの買い物メモとしては十分ですが、家族の「誰が買うか分からない」「買ったか分からない」は何も解決しません。

専用アプリを入れても、家族が開かない

「では共有リストのアプリを入れよう」となるのが自然な流れですが、ここにも落とし穴があります。うちでも入れたことがありますが、数週間で誰も開かなくなりました。

新しいアプリには、開く習慣がありません。リストを丁寧に作っても、家族が開かなければ共有する意味がありません。インストールと会員登録を家族全員にお願いする時点で、一定の脱落が出ます。共有リストは、リストの出来ではなく「家族が見るかどうか」で決まります。

機能する買い物リストの4つの条件

ここまでの失敗を裏返すと、家族の買い物リストに必要な条件は4つに絞れます。

  1. 埋もれない場所にある … トークの流れと切り離されている
  2. 状態が残る … 買った・まだ買っていないが一目で分かり、二重買いが起きない
  3. 全員が同じ画面を見ている … 誰かの追加や購入が、全員に同じように見える
  4. 入口が今の習慣の中にある … 新しいアプリを開く習慣を家族に求めない

1〜3は多くの共有リストアプリが満たしています。難しいのは4で、これを満たせないから「アプリを入れたのに使われない」が起きます。

ここまでの方法を4条件で採点すると、こうなります。

方法 埋もれない 状態が残る 全員同じ画面 習慣の中にある
トークに送る
アナウンス固定
ノート △(消し込みが重い) △(上書き事故)
Keepメモ ✕(自分専用)
専用アプリ

表にすると構図がはっきりします。LINEの標準機能は「習慣の中にある」が強くて「状態が残る」が弱い。専用アプリはその逆です。両方を満たす選択肢が、この表にはまだありません。

わすれんぞうなら、こうできます

この4条件を満たすために作ったのが、LINEミニアプリの「わすれんぞう」です。トークの手軽さはそのままに、リストとして機能します。

  • トークに「牛乳」と送るだけで、買い物リストに入ります。 「牛乳、卵、食パン」とまとめて送れば3件入ります。埋もれる場所と書く場所が分離するので、雑談がいくら流れてもリストは無事です
  • 買っていないものの一覧を、トークで呼び出せます。 メニューのボタンを押すと残りの一覧が返ってくるので、店で遡る作業がなくなります
  • 品名のボタンを押すだけで購入済みになり、家族の画面からもその場で消えます。 「買ったかどうか」が常に残るので、二重買いも「お互い買うと思ってた」も起きません
  • リストは売り場の順に並びます。 牛乳は乳製品、ラップは日用品と自動で仕分けられて、店内を回る順に出てきます
  • 誰が追加して誰が買ったかが記録されます。 「誰が買うか決まらない」問題には、TODO側の担当機能で担当者まで指定できます

家族はLINEで招待リンクを開くだけで参加できます。アプリのインストールも会員登録も要らないので、条件4の「家族に新しい習慣を求めない」を入口から満たせます。

よくある質問

Q. LINEのグループトークにBotを招待する形ですか?

違います。わすれんぞうとのやり取りは1対1のトークだけで、家族のグループトークにBotは入りません。雑談にBotの返信が割り込むことも、通知で会話が埋まることもありません。家族の参加は招待リンクで行います。

Q. 家族もLINEを使っていれば、それだけで使えますか?

使えます。必要なのはLINEだけで、招待リンクを開いてLINEでログインすれば同じリストが見えます。メールアドレスやパスワードの登録はありません。

Q. 無料でどこまで使えますか?

リストの共有・チェック・売り場の仕分け・期限・担当・分担の集計まで無料です。人数と件数に制限はありません。トークから送れるのは無料プランでは1日10回までですが、1回に10件までまとめて送れるので、日々の買い物では困らないはずです。

まとめ

  • トークが買い物リストにならないのは、流れる・状態が残らない・分散する・担当が決まらないの4つが理由です
  • アナウンスやノートは1回きりの買い出しなら使えますが、毎週の運用には限界があります
  • 続く共有リストの条件は「埋もれない・状態が残る・全員同じ画面・入口が習慣の中」の4つです

いま使っている方法で困っていないなら、無理に変える必要はありません。「店でトークを遡った」「牛乳が2本になった」に心当たりがあるなら、仕組みごと変える時期だと思います。